息子が消防をやめると言ってから、ダンナは眠れないらしい。「俺、うつ病だ」と言い出した。
ダンナの寝室は2階だが、1階のコタツで毎日寝ている。悔み事って言ったらいいのかな?胸がズンと重くて、考え事ばかりしているらしい。風邪でも引いたら面倒だし、疲れが取れず、大流行のインフルエンザでも持ち込まれたらもっと面倒なので、ちゃんとお布団で寝なきゃ体壊すよ。と声をかけるが、「俺はもうどうなってもいい。」と自暴自棄になっている。これはこれでめんどくさい。こっちも気が滅入ってくる。
仕事もやめると言い出した。去年買った念願の愛車も売ると言い出した。えー仕事やめたら生活は?また無職の日々?車売ったら買い出しとかどうなる?現実主義の私の頭の中は現実問題がグルグルと回り出して、また気が滅入ってきた。
ダンナの言葉に猛反対したかったが、ダンナは病人なのだと自分を抑えて、うんうんそうだね。と聞いてあげた。
心療内科を受診させたほうがいいのかな。でも明日は少し元気になってるかもしれない。昔のダンナは腹が立つほどお気楽で、家庭のことは私に任せっきりで、マイペースだけど、明るく、温かい人だった。そんなダンナがいつか戻ってきますように。